日本歴史地名大系 「油村」の解説 油村あぶらむら 福井県:坂井郡丸岡町油村[現在地名]丸岡町油為頭(あぶらためとう)板倉(いたくら)村の南、高田(たかだ)村の東に位置する。近世初期は油為頭村とよばれた。中世は粟田島(あわたじま)郷に含まれており、慶長一一年(一六〇六)頃の越前国絵図では粟田島村(高二八〇七・〇三三石)の一部であったと思われる。正保郷帳に「油為頭村」とみえ、田方三一七石余・畠方六八石余。 油村あぶらむら 富山県:婦負郡八尾町油村[現在地名]八尾町油西葛坂(にしくずさか)村の西、野積(のづみ)川下流左岸にある。正保郷帳に村名がみえ、村高は川住(かわすみ)村と合せて八三石余、田方二町七反余・畑方二町七反余。元禄一一年(一六九八)の郷村高辻帳では高八三石余。享保六年(一七二一)の村付高改帳(島倉家文書)では高二六石余で、ほかは下田池(しもたいけ)村となったと思われる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by