日本歴史地名大系 「泉渓寺」の解説 泉渓寺せんけいじ 栃木県:那須郡烏山町烏山城下金井町泉渓寺[現在地名]烏山町金井一丁目五峰山大寂院と号し曹洞宗、本尊は聖観音。草創については諸説あるが、一説では延文五年(一三六〇)源翁を開山とし下境の五峰(しもざかいのごほう)山に創建されたといい、山号は草創の地にちなむという。開山の源翁は九尾の狐に授戒したと伝え、謡曲「殺生石」の題材となったことで知られる。往時は中本山として多くの修行僧が集まり隆盛で、後小松天皇より大寂院の勅額を下賜されたと伝える。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by