法山寺(読み)ほうさんじ

日本歴史地名大系 「法山寺」の解説

法山寺
ほうさんじ

[現在地名]美浜町野間 田上

曇華山と号し、臨済宗。本尊薬師如来。地名により田上たがみ薬師と称する。長田忠致の湯殿跡に源頼朝が父義朝の冥福を祈って建立、行基作の薬師像を安置し、長田遺領を寄進した。江戸期は大御堂寺領のうち二一石余を分与された(徇行記)境内の古池は清水を湧出し、ここに行基が薬師堂と浴室を建てたと当寺縁起(当寺蔵)にある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android