法相宗秘事絵巻(読み)ほっそうしゅうひじえまき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「法相宗秘事絵巻」の意味・わかりやすい解説

法相宗秘事絵巻
ほっそうしゅうひじえまき

鎌倉時代末期の絵巻。紙本着色,12巻。国宝。藤田美術館蔵。法相宗の祖である唐の玄奘三蔵の一代記を絵巻としたもので,「玄奘三蔵絵」とも呼ばれる。整然とした構成異国風俗,自然の描写特色があり,その精緻な表現や華麗な色彩は『春日権現験記絵巻』に類似しているので,高階隆兼筆と推定されている。もとは奈良興福寺の一乗院の宝物

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む