20世紀日本人名事典 「波多野勤子」の解説
波多野 勤子
ハタノ イソコ
- 生年
- 明治38(1905)年12月21日
- 没年
- 昭和53(1978)年9月15日
- 出生地
- 東京
- 学歴〔年〕
- 日本女子大学英文科〔昭和2年〕卒,東京文理科大学(現・筑波大学)心理学科選科〔昭和11年〕卒
- 学位〔年〕
- 文学博士〔昭和41年〕
- 主な受賞名〔年〕
- 毎日出版文化賞(第8回)〔昭和29年〕「幼児の心理」
- 経歴
- 東京文理科大学教育相談所を経て、昭和23年愛育研究所に転ずる。25年「少年期―母と子の四年間の記録」を出版、ベストセラーとなり、脚光を浴びる。翌年「幼年期」を出し、さらに「赤ちゃんの心理」「幼児の心理」「小学生の心理」「中学生の心理」と続刊、29年「幼児の心理」で第8回毎日出版文化賞を受賞。36年東京に波多野ファミリー・スクールを創設、理事長となる。38〜46年国立音楽大学教授。41年女性としては3人目の文学博士の学位を受ける(心理学専攻では日本初)。夫は心理学者の波多野完治。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報