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波旬(読み)ハジュン

大辞林 第三版の解説

はじゅん【波旬】

〘仏〙 人間を殺したり、善を妨げたりする悪魔。 「天魔-」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

波旬
はじゅん

サンスクリット語のパーピーヤスppyas、パーリ語のパーピマントppimantの音写で、悪意(パーパ)ある者の意。仏典には、仏や仏弟子を悩ます悪魔、魔王として登場し、しばしば魔波旬(マーラ・パーピマントmra-ppimant)とよばれる。魔(マーラmra)は殺す者の意。個人心理的には安定(悟り)に対する不安定(煩悩(ぼんのう))の、集団心理的には新勢力(仏教)に対する旧勢力(バラモン教)の象徴と考えられる。[片山一良]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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