天魔(読み)テンマ

デジタル大辞泉 「天魔」の意味・読み・例文・類語

てん‐ま【天魔】

仏語仏法を害し、人心を悩乱して智慧善根を妨げる悪魔欲界第六天、すなわち他化自在天の主である波旬とその眷属けんぞくをいう。

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精選版 日本国語大辞典 「天魔」の意味・読み・例文・類語

てん‐ま【天魔】

  1. 仏語。欲界六天の頂上、第六天にいる魔王とその眷属をいう。常に正法を害して仏道を障害し、人心を悩乱して、智慧・善根をさまたげる悪魔。天魔波旬。〔勝鬘経義疏(611)〕
    1. [初出の実例]「いかなる天魔が二人の心に入りかはりけん」(出典:平治物語(1220頃か)上)
    2. [その他の文献]〔白居易‐示諸僧衆詩〕

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「天魔」の意味・わかりやすい解説

天魔
てんま

仏教用語。自在天魔の略称。欲界の第6天に住む他化自在天の魔王で,人の善事を害するので魔と名づける。四魔,十魔の一つ

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普及版 字通 「天魔」の読み・字形・画数・意味

【天魔】てんま

悪魔。

字通「天」の項目を見る

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動植物名よみかた辞典 普及版 「天魔」の解説

天魔 (メハジキ)

学名Leonurus japonicus
植物。シソ科の二年草,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

デジタル大辞泉プラス 「天魔」の解説

天魔

池波正太郎時代小説。1974年刊行。「剣客商売」シリーズの第4作。

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