波羅奈国(読み)ハラナコク(その他表記)Vārāṇasī

デジタル大辞泉 「波羅奈国」の意味・読み・例文・類語

はらな‐こく【波羅奈国】

《〈梵〉Bārāṇasīの音写》古代インドの国。首都は現在のバラナシにあたる。釈迦しゃか成道ののち最初に説法を行った鹿野苑ろくやおんがあった。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「波羅奈国」の意味・わかりやすい解説

波羅奈国
はらなこく
Vārāṇasī

古代インドの王国ワーラーナシの音写で,別称カーシー Kāsī国。マガダ国の西,コーサラ国の北にあり,現在のワーラーナシを中心とした地方をいう。釈尊成道後,波羅奈国の鹿野苑 (→サールナート ) で初めて5比丘に説法をしたことで知られ,アショーカ王がこれを記念して2石柱を建立した。

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