泥絵・泥画(読み)どろえ

精選版 日本国語大辞典 「泥絵・泥画」の意味・読み・例文・類語

どろ‐え ‥ヱ【泥絵・泥画】

〘名〙
① 安価な絵具、特に、泥絵具を使って、厚紙などに描いた絵。主として芝居背景または看板などに用いられ、江戸末期に起こった。でいえ。
※読書放浪(1933)〈内田魯庵銀座築地の憶出「泥絵硝子絵少し進歩した程度のものであったが」
金泥銀泥などで描いた絵。でいえ。
※俳諧・六百番誹諧発句合(1677)一〇五番「玉椿かはらぬいろを泥絵かな〈似仙〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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