銀泥(読み)ギンデイ

デジタル大辞泉 「銀泥」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐でい【銀泥】

銀粉をにかわで溶いた顔料書画などに用いる。白泥びゃくでい

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精選版 日本国語大辞典 「銀泥」の意味・読み・例文・類語

ぎん‐でい【銀泥】

  1. 〘 名詞 〙 銀の粉末を膠水(こうすい)で溶いて顔料としたもの。書画の材料などとして用いる。白泥(びゃくでい)
    1. [初出の実例]「玉縷風頭画、銀泥日脚書」(出典:菅家文草(900頃)三・新月二十韻)
    2. 「地黄(かりやす)に銀泥(ぎんテイ)にて水を書き」(出典太平記(14C後)四〇)
    3. [その他の文献]〔王建‐宮詞一百首其八〇〕

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普及版 字通 「銀泥」の読み・字形・画数・意味

【銀泥】ぎんでい

銀色絵具

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