注する(読み)チュウスル

デジタル大辞泉 「注する」の意味・読み・例文・類語

ちゅう・する【注する/×註する】

[動サ変][文]ちゅう・す[サ変]
本文中の語句を取り出して注釈をほどこす。「漢文を―・する」
説明を書きつける。また、記す。
エルンスト、ワイゲルトと漆もて書き、下に仕立物師と―・したり」〈鴎外舞姫

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精選版 日本国語大辞典 「注する」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐・する【注・註】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]ちゅう・す 〘 他動詞 サ行変 〙
  2. 書きつける。書く。しるす。
    1. [初出の実例]「百日法花経を講じけるはての日、其の所に五色の雲たちて、過去の四仏あらはれたまへり、とぞ注て候」(出典:法華修法一百座聞書抄(1110)三月二七日)
  3. 説きあかす。注釈を加える。
    1. [初出の実例]「御占師の卦(け)に出て云、師貞、丈人吉无咎、〈略〉小人勿用。王弼注云、〈略〉小人勿用、非其道也と注せり」(出典太平記(14C後)一一)

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