日本歴史地名大系 「津根村」の解説
津根村
つねむら
現土居町東部にある集落。東は
和銅二年(七〇九)三月二八日の「河内国古市郡西林寺事」(西琳寺文書)に「僧願忠年五十六、伊予国宇麻郡常里貞観永宝
常乃鋳銭司路遠久妨多尓依天」とある「常」を津根の鋳銭司とする説もある。
「西条誌」に「福島左衛門大夫殿領分の時ハ高三百六拾余石」の村伝えがあるとみえ、慶安元年伊予国知行高郷村数帳(一六四八)の宇摩郡の項には「高千五百四石五斗八升 津禰村」とあり、郡内最大の石高であった。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報