津水村
つみずむら
[現在地名]諫早市津水町
真崎村の南に位置し、東大川河口部に位置する。大村湾に臨み、南東に弘法山がある。近世は諫早の交通の要衝で、文禄の役では龍造寺家晴が当地の津より乗船したと伝える。諫早郷に属し、肥前佐賀藩親類同格の諫早家領。慶長国絵図に「津水」とみえ、高二千四五三石余で、津水のうちとして大草・喜々津(現多良見町)、久山が記される。正保国絵図では津水村として高三石余。元禄国絵図および天明七年(一七八七)の佐賀領村々目録でも高三石余。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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