津筏(読み)しんばつ

精選版 日本国語大辞典 「津筏」の意味・読み・例文・類語

しん‐ばつ【津筏】

  1. 〘 名詞 〙 ( 渡し場のいかだ、渡し船の意から ) 目的を果たすための方途秘訣。つて。手がかり。
    1. [初出の実例]「学者不読孟子、必不於論語之義、蓋論語之津筏也」(出典童子問(1707)上)
    2. 「狩谷は和名鈔の所謂䇳註を留与して、国語を正確に使用しようとするものの津筏(シンバツ)となしてゐる」(出典:霞亭生涯の末一年(1920‐21)〈森鴎外〉一)
    3. [その他の文献]〔韓愈‐送文暢師北游詩〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「津筏」の読み・字形・画数・意味

【津筏】しんばつ

手引き。

字通「津」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android