活命(読み)カツメイ

デジタル大辞泉 「活命」の意味・読み・例文・類語

かつ‐めい〔クワツ‐〕【活命】

生命を支えること。生きること。生存
真正の―ある人となることは得がたかるべし」〈中村訳・西国立志編

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「活命」の意味・読み・例文・類語

かつ‐めいクヮツ‥【活命】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 命を支えること。生活すること。なりわい。かつみょう。
    1. [初出の実例]「寛喜飢饉之境節、或沽却子孫、或放券所従、充活命計之間」(出典新編追加‐延応二年(1240)五月一二日)
  3. 命を助けられること。
    1. [初出の実例]「我等父子身上つつがなく、今当地にすみてすぎはひをなしぬ。活命(クヮツメイ)の洪恩いかでかわすれ侍らん」(出典:読本忠臣水滸伝(1799‐1801)後)
  4. 生き生きとした生命。
    1. [初出の実例]「永く警悟の期なく真正の活命ある人となることは」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android