コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

忠臣水滸伝 ちゅうしんすいこでん

1件 の用語解説(忠臣水滸伝の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

ちゅうしんすいこでん【忠臣水滸伝】

読本(よみほん)。山東京伝作,北尾重政画。前編は1799年(寛政11),後編は1801年(享和1)刊。中国小説《水滸伝》を,日本の代表的な演劇《仮名手本忠臣蔵》の上に移して翻案した小説で,水滸伝物の一つ。洒落本黄表紙では大家であった山東京伝の読本転向第1作。当時の読者に周知であった《忠臣蔵》の筋書の上に,中国小説の言葉や修辞を生かしつつ《水滸伝》の豪傑たちの面影を移したところに,着想の新しさと趣向の奇抜さがあった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の忠臣水滸伝の言及

【水滸伝物】より

…これは《水滸伝》の一部を人形浄瑠璃や歌舞伎の名作《伽羅先代萩(めいぼくせんだいはぎ)》の枠組みの中に複合し,道徳的教訓を盛って御家騒動物に仕立てたものである。一方,山東京伝もまた《仮名手本忠臣蔵》と《水滸伝》をとり合わせ,読本《忠臣水滸伝》前編を99年,後編を1801年(享和1)に刊行した。広く人口に膾炙(かいしや)されていた《忠臣蔵》の構想を借りたことや,半紙本,その巻頭を口絵で飾るという斬新な体裁がうけ,大評判を得,内容・体裁ともに江戸読本の典型がここに確立した。…

※「忠臣水滸伝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

忠臣水滸伝の関連キーワード北尾重政山東京伝北尾派北尾政演本朝水滸伝読本絵入り読本京伝重政北尾重政(初代)

今日のキーワード

プレミアムフライデー

経済産業省と日本経済団体連合会などの経済界の団体が個人消費を喚起するため、毎月末の金曜日に午後3時をめどに仕事を終えるよう企業に対応を呼びかけるキャンペーンの名称。2016年12月12日、政府と経済界...

続きを読む

コトバンク for iPhone