派生社会(読み)ハセイシャカイ

デジタル大辞泉 「派生社会」の意味・読み・例文・類語

はせい‐しゃかい〔‐シヤクワイ〕【派生社会】

血縁地縁などの自然的紐帯ちゅうたいに基づく基礎社会から派生した、類似あるいは共通利益に基づく人為的、目的的な社会集団

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精選版 日本国語大辞典 「派生社会」の意味・読み・例文・類語

はせい‐しゃかい‥シャクヮイ【派生社会】

  1. 〘 名詞 〙 社会が分化していく過程で、原型としての基礎社会から分かれて生じた社会。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「派生社会」の意味・わかりやすい解説

派生社会
はせいしゃかい

基礎社会・派生社会

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「派生社会」の意味・わかりやすい解説

派生社会
はせいしゃかい

基礎社会と派生社会」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の派生社会の言及

【ゲマインシャフト】より

…共同社会あるいは基礎社会と訳されるが,語の構成からは〈共通あるいは共同していること〉で,この意味で使われることも多い。テンニースの著書《ゲマインシャフトとゲゼルシャフトGemeinschaft und Gesellschaft》(1887)でゲゼルシャフトGesellschaft(利益社会あるいは派生社会と訳される)と対比しつつ,純粋社会学の根本概念とされた。テンニースは人間の共同生活における集合形式,関係形象,規範,価値の研究を社会学としたが,実在的・自然的な本質意思Wesenwilleと観念的・作為的な選択意思Kürwilleとを区別し,前者にゲマインシャフト,後者にゲゼルシャフトという集団類型をたてた。…

※「派生社会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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