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派遣切り ハケンギリ

デジタル大辞泉の解説

はけん‐ぎり【派遣切り】

企業が経営悪化などを理由に派遣契約を一方的に打ち切り、派遣社員が職を失うこと。派遣先の企業が、派遣元の人材派遣会社と結んだ労働者派遣契約を期間満了前に解除することにより、派遣労働者が人材派遣会社から解雇あるいは契約更新を拒否される。
[補説]平成20年(2008)秋に発生した世界金融危機後、日本でも雇用情勢が急激に悪化し、派遣労働者の中途解雇や雇い止めが多発し、大きな社会問題となった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

派遣切り
はけんぎり

派遣契約労働者を使用する企業が、派遣元である人材派遣業者と結ぶ契約を打ち切ること。とくに契約期間満了前に打ち切ることをさしていうことが多い。人材派遣業者は通常、派遣先企業を想定したうえで労働者を雇い入れているため、新たに別の派遣先を用意することはむずかしく、結果的に当該労働者の解雇や、契約更新の拒否(雇い止め)をせざるをえない。そのため、派遣切りは労働者にとって事実上の解雇通告に等しいといえる。派遣先企業は工場コストの調整などのために派遣切りをすることが多い。シャープ、パナソニックなど日本を代表する電機メーカーは1990年代以降、派遣労働者を活用することにより国内生産を維持してきた。しかし韓国・中国メーカーの台頭、業績悪化に伴う経営危機が深刻になるなかで国内生産の維持は困難になり、2008年(平成20)の世界金融危機を境に派遣切りが相次いだ。[編集部]

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