精選版 日本国語大辞典 「流外の官」の意味・読み・例文・類語 りゅうがい【流外】 の 官(かん) 中国の隋・唐の官吏の身分の区別の一つ。品階のない下級職員。九品以上を流内の官と称したのに対する。日本では職官は官人・雑任・直丁の三者からなり、流外の官にあたるものはないが、官人・雑任のうち初位の位階にあたる諸司の主典や、史生・伴部・官掌・省掌などがこれにあたるとみられる。[初出の実例]「諸官に流内の官流外の官被管被接の官の差別あり」(出典:随筆・安斎随筆(1783頃)三)[その他の文献]〔唐律‐職制〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例