事典 日本の地域ブランド・名産品 「流山のみりん」の解説
流山のみりん[調味料]
ながれやまのみりん
主に流山市で製造されている。みりんは蒸した餅米と米麹を焼酎とともに仕込み、熟成させ、搾って濾過させることでつくられる。江戸時代後半からつくり始められ、当初は甘口の飲み物として利用されていた。江戸川の水運により江戸に運ばれ、関東一円に広まった。明治時代には、堀切家の「万上みりん」、秋元家の「天晴みりん」がウィーン万国博覧会で有功賞牌を授与されるなど、流山のみりんが全国に知られることとなった。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報