浄瑠璃狂言(読み)ジョウルリキョウゲン

精選版 日本国語大辞典 「浄瑠璃狂言」の意味・読み・例文・類語

じょうるり‐きょうげんジャウルリキャウゲン【浄瑠璃狂言】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 浄瑠璃節に合わせて演じられる人形芝居。また、浄瑠璃の脚本
    1. [初出の実例]「今度桂川を流し長持の噂を、浄瑠璃狂言に取組仕る事かたく曲事のよし」(出典:浮世草子・本朝桜陰比事(1689)四)
  3. 人形浄瑠璃を歌舞伎狂言になおしたもの。丸本物(まるほんもの)
    1. [初出の実例]「新狂言といふ事などけっしてなく、只上(ゼウ)るり狂言のみしてゐる事となれり」(出典滑稽本・役者妙々後の正夢(1833)下)
  4. 常磐津清元などの浄瑠璃を地にして演ずる歌舞伎所作事。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android