浄飯王(読み)ジョウボンノウ

デジタル大辞泉 「浄飯王」の意味・読み・例文・類語

じょうぼん‐のう〔ジヤウボンワウ〕【浄飯王】

《〈梵〉Śuddhodanaの訳》前6世紀ごろの中インド加毗羅衛かびらえ国王釈迦牟尼しゃかむにの父。妃は拘利くり族の王女摩耶まや

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精選版 日本国語大辞典 「浄飯王」の意味・読み・例文・類語

じょうぼん‐おうジャウボンワウ【浄飯王】

  1. ( [梵語] Śuddhodana の訳語 ) 中インドのヒマラヤ山麓にあった迦毘羅国(かぴらこく)の王。釈尊の父。妃は摩耶夫人(まやぶにん)浄飯大王
    1. [初出の実例]「さか仏、まやふ人と申ける、うみおきてうせたまひにけれは、てて上ほんわうと申す、ひとりやしなひて」(出典:成尋阿闍梨母集(1073頃))

じょうぼん‐のうジャウボンワウ【浄飯王】

  1. じょうぼんおう(浄飯王)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「浄飯王」の意味・わかりやすい解説

浄飯王
じょうぼんのう
Suddhodana

ゴータマ・ブッダ実父で,古代インドのシャカ族の王。彼はカピラバストウという小都市を首都とするシャカ族の長であった。当時シャカ族は共和制をしいていたと考えられる。

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世界大百科事典(旧版)内の浄飯王の言及

【釈迦】より

…仏教の開祖。釈迦はサンスクリット語のシャーキャムニŚākyamuniの音訳,釈迦牟尼(むに)(〈釈迦族の聖者〉)の略。釈尊(しやくそん)は釈迦牟尼世尊(せそん)(尊称)の略。釈迦は歴史的実在の人物であり,その人種的帰属(モンゴル系かアーリヤ系か)や死没年(前483年,前383年など,南方仏教圏では前543年)は学問上の問題として論じられている(釈迦が80歳で死去したことは定説とされる)。 インド・ネパール国境沿いの小国カピラバストゥKapilavastuを支配していた釈迦(シャーキャ)族の王シュッドーダナŚuddhodana(浄飯(じようぼん)王)とその妃マーヤーMāyā(麻耶)の子としてルンビニー園で生まれた。…

※「浄飯王」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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