20世紀日本人名事典 「浅見隆三」の解説
浅見 隆三
アサミ リュウゾウ
昭和期の陶芸家 日展参事。
- 生年
- 明治37(1904)年9月26日
- 没年
- 昭和62(1987)年7月23日
- 出生地
- 京都市
- 本名
- 浅見 柳三
- 学歴〔年〕
- 京都市立美術工芸学校工芸図案科〔大正12年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 日展・文部大臣賞〔昭和39年〕,日本芸術院賞〔昭和42年〕「爽」,京都市文化功労者
- 経歴
- 昭和4年帝展に初入選、21年、26年には日展で特選となる。26年に楠部彌弌、叶光夫、滝一夫、宮下善寿ら革新的な意識をもつ陶芸家たちと「博埴会」を結成した。30年日展会員。晩年はマット風の白磁に特色ある線文を施したものが多い。現代日本陶芸展、チェコスロバキアのプラハ国際陶芸展で受賞、42年には壺「爽」で日本芸術院賞を受ける。京都工芸繊維大学講師などもつとめた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報