浅越庄(読み)あさごえのしよう

日本歴史地名大系 「浅越庄」の解説

浅越庄
あさごえのしよう

吉井川右岸の現浅越を遺称地とし、一帯に推定される。「平範記」仁安三年(一一六八)夏巻紙背の平信範書状案で「去年不熟」、同書嘉応元年(一一六九)一二月紙背の権大僧都某書状で「旱損」が知られる浅越庄は当庄のことか。「東山御文庫記録」文和五年(一三五六)三月一一日条によると、広義門院が京都長講堂領などについて示し置いたなかに当庄があり、藤大納言三品が内裏祗候の頃より知行し、知任朝臣に仰せ付けたところ今年は散々で有名無実という。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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