浅間寺
せんげんじ
[現在地名]八鹿町浅間
須留岐山の南麓にある。須留岐山と号し、初めは法相宗の寺院であったといわれるが、現在は高野山真言宗。本尊は薬師如来。寺伝によれば行基の開基というが、未詳。初見は平安時代末期の成勝寺年中相折帳(宮内庁書陵部蔵祈雨法御書裏文書)で、崇徳天皇の御願寺で六勝寺の一である成勝寺(跡地は現京都市左京区)の末寺として、天養二年(一一四五)二月六日に上座法橋増仁が寄進したこと、年貢として八丈絹一二疋と紙一〇〇帖(上品三〇帖・次七〇帖)を出すことが記されている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 