浅間山荘事件(読み)あさまさんそうじけん

精選版 日本国語大辞典 「浅間山荘事件」の意味・読み・例文・類語

あさまさんそう‐じけんあさまサンサウ‥【浅間山荘事件】

  1. 昭和四七年(一九七二)、全国指名手配中の連合赤軍グループ五名が猟銃で武装し、人質をとって長野県軽井沢の浅間山荘籠城した事件。九日後に全員逮捕される。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「浅間山荘事件」の意味・わかりやすい解説

浅間山荘事件
あさまさんそうじけん

連合赤軍5名による人質籠城事件。 1972年2月7日,群馬県下で連合赤軍のアジトが発見され,同月 19日までに永田洋子森恒夫,植垣康博ら首謀者8人が逮捕されたが,残る5人は同月 19日午後,発砲しながら長野県軽井沢の河合楽器保養所浅間山荘に乱入,管理人の妻を人質として籠城,警察当局と銃撃戦を交えた。警察当局は同月 28日犯人に最後通告を行い山荘を破壊,放水と催涙ガスで犯人を制圧し,同日午後6時 14分発生以来 218時間ぶりで人質を救出,犯人全員を逮捕した。その一部始終がテレビで実況放送されたこともあり,そこにいたる連合赤軍内部の多数のリンチ殺人事件の凄惨さと相まって全国民的な関心をひいた。 (→連合赤軍事件 )

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