浅香山村(読み)あさかやまむら

日本歴史地名大系 「浅香山村」の解説

浅香山村
あさかやまむら

[現在地名]堺市東浅香山ひがしあさかやま町一―四丁など

西流する大和川左岸にあり、摂津国住吉郡に属する。当村辺りは古くから歌に詠まれた「浅鹿」(朝香)の地に比定される。地名は「万葉集」巻二に「住吉の浅鹿の浦」とみえるのが早い。戦国時代に入り、細川晴元と一向一揆の対立が激化した天文元年(一五三二)八月、晴元の被官木沢長政は摂津一向宗徒の一中心であった浅香道場を焼打ちした(足利季世記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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