浜菜(読み)ハマナ

デジタル大辞泉 「浜菜」の意味・読み・例文・類語

はま‐な【浜菜】

浜辺に生える、食用の草。
阿胡あごの海の荒磯の上に―摘む海人娘子あまをとめらが」〈・三二四三〉

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精選版 日本国語大辞典 「浜菜」の意味・読み・例文・類語

はま‐な【浜菜】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 浜辺に生える草で、食用にするものの総称。いそな。
    1. [初出の実例]「あごの海の 荒磯(ありそ)の上に 浜菜(はまな)つむ あま少女らが」(出典万葉集(8C後)一三・三二四三)
  3. 植物つるな(蔓菜)」の異名。〔日本植物名彙(1884)〕
  4. 植物「やまがらし(山芥子)」の異名。
  5. 植物「おとこよもぎ(男艾)」の異名。

浜菜の補助注記

( について ) 海草であるとする説もある。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「浜菜」の解説

浜菜 (ハマナ)

植物。ツルナ科の多年草,園芸植物,薬用植物ツルナ別称

浜菜 (ハマナ)

植物。キク科の多年草,薬用植物。オトコヨモギの別称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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