浜路村(読み)はまじむら

日本歴史地名大系 「浜路村」の解説

浜路村
はまじむら

[現在地名]山市湖南町こなんまち浜路はまじ

猪苗代湖の南東岸に立地。東は河内こうず村。山野内やまのうち五ヵ村の一。中通りから会津への入荷は東境御霊櫃ごれいびつ峠越で当地に着き、当村の浜から湖上通運で篠山ささやま(現会津若松市)に運ばれた(「猪苗代湖通船定書」福島県史)。当村と横沢よこさわたて舟津ふなつ中浜なかはま秋山あきやま浜坪はまつぼの各浜を湖南七浜と称した。「松藩捜古」によれば、延宝(一六七三―八一)頃までは横沢村の端郷であったという。近世初めは会津領、寛永二〇年(一六四三)幕府の命で当村・横沢・館・舟津・安佐野あざのの山野内五ヵ村が会津藩領から分離され、二本松藩領となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android