浮華(読み)フカ

デジタル大辞泉 「浮華」の意味・読み・例文・類語

ふ‐か〔‐クワ〕【浮華/浮花】

[名・形動]うわべは華やかで、実質の乏しいこと。また、そのさま。「―な生活に堕する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「浮華」の意味・読み・例文・類語

ふ‐か‥クヮ【浮華・浮花】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) うわべははなやかだが実質・実体のないこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「浮花の仮なる趣に背き、常に身を浄めて善を勤修し」(出典:日本霊異記(810‐824)中)
    2. 「或は一途に自由の度を失して浮華無実の流俗に陥り」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二)
    3. [その他の文献]〔漢書‐杜欽伝賛〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「浮華」の読み・字形・画数・意味

【浮華】ふか(くわ)

表面の華やかさ。〔論衡、自紀〕其の、其の辯は爭、僞の語、澄定せざる(な)し。を沒し、敦(とんばう)の朴(ぼく)を存す。

字通「浮」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android