浮靡(読み)ふび

精選版 日本国語大辞典 「浮靡」の意味・読み・例文・類語

ふ‐び【浮靡】

  1. 〘 名詞 〙 表面上のみはなやかで、実質の伴わないこと。浮華。
    1. [初出の実例]「六朝浮靡、至唐而極矣」(出典:訳文筌蹄初編(1714‐15)題言十則)
    2. [その他の文献]〔新唐書‐杜甫伝賛〕

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普及版 字通 「浮靡」の読み・字形・画数・意味

【浮靡】ふび

はでで美しい。〔唐書、文芸中、杜甫伝賛〕興りて、詩人、陳・隋の風を承け、靡相ひ矜(ほこ)る。~甫に至りて、渾涵(こんかん)汪(わうばう)、千彙(せんい)古今ねて之れをす。

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