海底活断層(読み)かいていかつだんそう(その他表記)submarine active fault

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「海底活断層」の意味・わかりやすい解説

海底活断層
かいていかつだんそう
submarine active fault

最近の地質時代 (一般には第四紀の間) に繰り返し活動し,将来も活動が予想される海底断層。これまで海底活断層を認識することは難しいとされてきたが,潜水艇の活躍により現場を目視できるようになり,マルチチャンネル音波探査による詳細な海底地質構造の解析により判定が可能になった。日本周辺の海底で活断層が密に分布している所は,東北日本の日本海沿岸海域日本海溝斜面や,西南日本南海トラフ大陸斜面などである。この海域ではいずれも巨大地震が多く発生している。

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