20世紀日本人名事典 「海東要造」の解説
海東 要造
カイトウ ヨウゾウ
大正・昭和期の実業家 元・中部電力会長。
- 生年
- 明治20(1887)年5月4日
- 没年
- 昭和28(1953)年9月20日
- 出生地
- 茨城県行方郡
- 学歴〔年〕
- 慶応義塾大学法律科〔明治20年〕卒
- 経歴
- 九州電灯鉄道(東邦電力の前身)に入り、大正11年九州鉄道取締役、昭和3年東邦電力常務、5年専務兼九州鉄道社長となった。8年から九鉄大牟田線建設での経営内紛事件、東邦電力山口支店の県営移譲疑獄事件に連座したが、11年東邦電力に復帰、専務の後12年副社長となった。16年東邦電力関係各社の役員を辞任し、日本曹達取締役となり、17年配電統制によって新設された中部配電社長に就任、19年東亜合成化学工業取締役を兼任した。戦後21年6月日本曹達社長となったが、同年10月辞任、11月には中部配電社長も辞任。23年東亜合成化学会長、電力再編成では9分割案作成に協力、26年5月新設の中部電力会長となった。27年病気で辞任した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報