海津見神社
わだつみじんじや
[現在地名]檮原町茶や谷
璧路山の城跡に鎮座。祭神は豊玉姫命。旧郷社。通称龍王宮とよばれ、漁業の神、豊作の神として遠隔地からの参拝者が多い。安永五年(一七七六)の棟札によると、初め中ノ川の峰古池の上流に池ノ権現と称して祀られていた。しかし寛政五年(一七九三)中ノ川で連日起こった地すべりが池ノ権現の祟りとされ、翌年本殿を建替えて新たに蛇王権現と称して祀り、文化元年(一八〇四)さらに現在地に遷宮、龍王大権現と称した(高知県神社明細帳)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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