百科事典マイペディア 「海野勝【みん】」の意味・わかりやすい解説 海野勝【みん】【うんのしょうみん】 明治時代の金工家。水戸生れ。芳洲,藻税軒基平などの号がある。萩谷勝平,伯父の海野美盛に学び,1871年東京に出る。1876年の廃刀令で,装剣金具の製作を断念したが,その技術を置物や室内装飾品に応用し,《蘭陵王置物》などの作品を展覧会に出品した。後年,東京美術学校教授,帝室技芸員を務め,明治金工界の重鎮として活躍。金工家の加納夏雄とは師弟の間柄にある。→関連項目清水亀蔵 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by