海鼠腸(読み)コノワタ

デジタル大辞泉 「海鼠腸」の意味・読み・例文・類語

こ‐の‐わた【海腸】

ナマコ腸管で作った塩辛。酒のさかな三河志摩産のものが有名。 冬》「―の桶の乗りゐる父のぜんたかし

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「海鼠腸」の意味・読み・例文・類語

こ‐の‐わた【海鼠腸】

  1. 〘 名詞 〙 海鼠(なまこ)はらわたの塩辛。きんこ。《 季語・冬 》
    1. [初出の実例]「凡諸国輸調〈略〉雑魚鮨八十斤。海鼠膓(このわた)十五斤十両」(出典延喜式(927)二四)
    2. [その他の文献]〔四条流庖丁書(1489)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典 「海鼠腸」の解説

このわた【海鼠腸】

なまこの腸の塩辛。◇「こ」はなまこの古称

出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android