デジタル大辞泉 「涕」の意味・読み・例文・類語 てい【涕】[漢字項目] [音]テイ(漢) [訓]なみだ なく1 なみだ。「涕洟ていい・涕涙/流涕」2 なく。「涕泣」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
普及版 字通 「涕」の読み・字形・画数・意味 涕10画 [字音] テイ[字訓] なみだ・なく・はなじる[説文解字] [金文] [字形] 形声声符は弟(てい)。〔説文〕十一上に「泣くなり」とあり、〔太平御覧〕に引いて「液なり」に作る。〔詩、陳風、沢陂〕「涕泗(ていし)、滂沱(ばうだ)たり」の〔伝〕に「目よりするものを涕と曰ひ、よりするものを泗と曰ふ」とする。(とう)は涙の象形字。涕はその形声の字である。[訓義]1. なみだ。2. なく。3. はなじる。[古辞書の訓]〔和名抄〕涕 目の汁なり。奈美太(なみだ)〔名義抄〕涕 ナミダ・ナムダ・ナク・ハナススリ・ハナタリ・ススハナ・ヨダリ・サケブ/涕 ナミダ・ナムダ[語系]涕thyei、(涙)liuei、洟jieiはそれぞれ声義の関係があり、泗sietもその系統の語。洟(い)は鼻液、泗もまた鼻よりするものをいう。みな涙の類。[熟語]涕洟▶・涕隕▶・涕▶・涕泣▶・涕血▶・涕▶・涕泗▶・涕沱▶・涕唾▶・涕噴▶・涕滂▶・涕涙▶・涕零▶・涕▶[下接語]哀涕・隕涕・掩涕・横涕・感涕・銜涕・揮涕・泣涕・凝涕・血涕・哭涕・酸涕・収涕・愁涕・出涕・傷涕・拭涕・垂涕・声涕・清涕・双涕・嘆涕・嚏涕・悲涕・鼻涕・憤涕・攬涕・流涕・斂涕 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報