流涕(読み)リュウテイ

デジタル大辞泉 「流涕」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐てい〔リウ‐〕【流×涕】

[名](スル)涙を流すこと。また、激しく泣くこと。
「―して泣くという動作には」〈寅彦・自由画稿〉
[類語]泣く涙する涙ぐむむせすすり上げるしゃくり上げるき上げるこくする落涙する涕泣ていきゅうする歔欷きょきする嗚咽おえつする慟哭どうこくする号泣する号哭ごうこくするめそめそする差し泣き明かす泣き暮らす泣き伏す泣き沈む泣き崩れる泣き濡れる泣き出す泣き叫ぶ泣き喚く泣き腫らす泣きじゃくるむせび泣く噎せ返る・泣き噎ぶ・すすり泣く忍び泣く涙に暮れる涙に沈む涙に噎ぶそでを絞るむずかるべそをかく

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精選版 日本国語大辞典 「流涕」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐ていリウ‥【流涕】

  1. 〘 名詞 〙 涙を流すこと。激しく泣くこと。
    1. [初出の実例]「但馬皇女薨後穂積皇子冬日雪落遙望御墓悲傷流涕御作歌一首」(出典万葉集(8C後)二・二〇三・題詞)
    2. 「かく露たがはぬ事の、ものの筋あはれなる事とて流涕するを」(出典:梁塵秘抄口伝集(12C後)一〇)
    3. [その他の文献]〔戦国策‐燕策・王喜〕

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普及版 字通 「流涕」の読み・字形・画数・意味

【流涕】りゆう(りう)てい

泣く。〔礼記、檀弓上〕孔子に防に合す。~門人後(おく)る。~曰く、防のると。~孔子然(げんぜん)として涕(なみだ)をして曰く、吾(われ)之れを聞く、古はを修めずと。

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