涙金(読み)ナミダキン

デジタル大辞泉 「涙金」の意味・読み・例文・類語

なみだ‐きん【涙金】

同情して与える金。また、お情けで与えるわずかな金。特に、これまでの関係を絶つときなどに与える少しの金。
[類語]小銭小金ばら銭はした金目腐れ金びた一文

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精選版 日本国語大辞典 「涙金」の意味・読み・例文・類語

なみだ‐きん【涙金】

  1. 〘 名詞 〙 同情して与える金。また、ほんのおなさけで与えるわずかな金。特に手切れ金退職金など、今までの関係を断つ時に与えるわずかの金。涙銭。涙がね。
    1. [初出の実例]「人々の口を入れ、金三拾両のなみだ金」(出典:洒落本・客者評判記(1780)素人狂言に実の入た独息子のちょんちょん幕)

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