涵泳(読み)かんえい

精選版 日本国語大辞典 「涵泳」の意味・読み・例文・類語

かん‐えい【涵泳】

  1. 〘 名詞 〙 水中にもぐって泳ぐこと。転じて、深く親しみ、恩恵をうけること。
    1. [初出の実例]「復或、一湿倶時金華、雖美之美深之深、而涵泳風水之淵、優遊自他之窟」(出典性霊集‐七(835頃)笠大夫奉為先妣造大曼荼羅願文)
    2. [その他の文献]〔謝霊運‐撰征賦〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「涵泳」の読み・字形・画数・意味

【涵泳】かんえい

水に入っておよぐ。深く体会するをいう。〔朱子語類、五、性理二〕此の語或いは中(あた)り、或いは否(しから)ず。皆臆度(おくたく)に出づ。之れをするに未だ遽(には)かに論ずべからず。且(しばら)く涵泳玩索せば、久しうして當(まさ)に自ら見(けん)るべし。

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