普及版 字通 「淅」の読み・字形・画数・意味
淅
11画
[字訓] よなぐ・かしよね
[説文解字]
[字形] 形声
声符は析(せき)。〔説文〕十一上に「米を(と)ぐなり」とあり、〔広雅、釈詁二〕に「洒(あら)ふなり」と訓する。また洗った米をいう。淅淅・淅瀝(せきれき)のように形況の語に用いるのは、もと擬声語であるからである。
[訓義]
1. よなぐ、とぐ。
2. かしよね、洗い米。
3. 淅淅は、風や鈴の音。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕淅 宇留保須(うるほす) 〔名義抄〕淅 カス・ウルフ 〔字鏡集〕淅 カス・アラフ・ススク・ウルフ
[熟語]
淅玉▶・淅灑▶・淅颯▶・淅瑟▶・淅水▶・淅淅▶・淅然▶・淅米▶・淅溜▶・淅零▶・淅瀝▶
[下接語]
接淅
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報