淫女(読み)インジョ

デジタル大辞泉 「淫女」の意味・読み・例文・類語

いん‐じょ〔‐ヂヨ〕【淫女】

好色な女。みだらな女。
遊女

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「淫女」の意味・読み・例文・類語

いん‐にょ【淫女・婬女】

  1. 〘 名詞 〙
  2. いんじょ(淫女)
    1. [初出の実例]「婬女は色好の名也」(出典:観智院本三宝絵(984)下)
  3. いんじょ(淫女)
    1. [初出の実例]「其婬(イン)女は耶輙陀羅女(やしゅたらにょ)これなり」(出典太平記(14C後)三七)
    2. 「淫女(インニョ)とは即ち傾城の事なり」(出典:仮名草子浮世物語(1665頃)一)

いん‐じょ‥ヂョ【淫女・婬女】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 好色な女。いんにょ。
    1. [初出の実例]「Filly 牝子馬。淫女」(出典:慶応再版英和対訳辞書(1867))
    2. [その他の文献]〔後漢書‐文苑伝・崔琦〕
  3. (こび)を売る女。遊女。いんにょ。
    1. [初出の実例]「贇女(インヂョ)麗童(りどう)のたはぶれ」(出典:浮世草子・浮世栄花一代男(1693)一)

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