淮安(読み)わいあん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「淮安」の意味・わかりやすい解説

淮安
わいあん / ホワイアン

中国、江蘇(こうそ)省中部の地級市。2000年に淮陰(わいいん)地級市から改称された。淮陰、洪沢(こうたく)など4市轄区、金湖(きんこ)など3県を管轄する(2016年時点)。人口564万4500(2015)。漢代に射陽(しゃよう)県が置かれ、晋(しん)代に山陽(さんよう)県、宋(そう)代に淮安県に改められたが、元代に山陽県に復し、1914年ふたたび淮安県と改称され、1987年市制施行した。

 黄河(こうが)と揚子江(ようすこう)の間の広大な黄淮(こうわい)平原の一部、里下河(りかが)平原の北西端に位置し、蘇北灌漑総渠(そほくかんがいそうきょ)と大運河(京杭(けいこう)大運河)が市内で交わる。大運河の開通以後、水陸交通の要衝となり、淮河流域一帯の租米輸送の中継地として発展したが、清(しん)の中期以降、大運河の衰退に伴い昔の繁栄を失った。2000年代以降、EMS(電子機器受託製造サービス)企業の鴻海(ホンハイ)科技集団(フォックスコン)や食品メーカーの旺旺集団(ワンワングループ)をはじめとする台湾企業が多数進出している。周恩来(しゅうおんらい)の生地として知られ、市内には周恩来記念館がある。

[林 和生・編集部 2017年2月16日]

世界遺産の登録

2014年、ユネスコ国連教育科学文化機関)により「中国大運河」の構成資産として、総督遭運公署遺跡など複数施設世界遺産文化遺産に登録された(世界文化遺産)。

[編集部 2017年2月16日]

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