深山樒（読み）ミヤマシキミ

デジタル大辞泉

みやま‐しきみ【^▽深山^×樒】

ミカン科の常緑低木。関東以西の山地に自生。高さ約50センチ。葉は長楕円形で先がとがり、枝先に集まってつく。雌雄異株で、4、5月ごろ、枝先に白い小花を円錐状につけ、紅色の実を結ぶ。につつじ。《季 冬》

出典　小学館

精選版 日本国語大辞典

みやま‐しきみ【深山樒】

1. 〘 名詞 〙 ミカン科の常緑低木。本州の関東以西・四国・九州の山地に生える。高さ約一メートル。葉は柄をもち輪生状。葉身は長楕円状倒披針形で長さ七～一〇センチメートル。質厚く、上面は光沢がある。雌雄異株。春、枝先に芳香のある白い小さな四弁花を円錐状につける。果実は径約八ミリメートルの球状で紅色。枝・葉・果実に有毒成分を含む。漢名に当てる茵芋は正しくは、中国産の近縁種の名。《 季語・冬 》 〔饅頭屋本節用集（室町末）〕

出典　精選版 日本国語大辞典

動植物名よみかた辞典　普及版

深山樒 (ミヤマシキミ)

学名：Skimmia japonica
植物。ミカン科の常緑小低木,園芸植物,薬用植物

太山樒 (ミヤマシキミ)

学名：Skimmia japonica
植物。ミカン科の常緑小低木,園芸植物,薬用植物

出典　日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典　普及版」