日本歴史地名大系 「深池村」の解説 深池村ふかいけむら 岐阜県:大垣市旧安八郡地区深池村[現在地名]大垣市深池町東を揖斐(いび)川が南流し、水門(すいもん)川左岸の低平地、大垣輪中の南部に位置する。北は米野(こめの)村・古宮(ふるみや)村。江戸時代を通じて大垣藩領。慶長郷帳に村名がみえ、村高二〇四石余。正保郷帳では田高八六石余・畑高九六石余・野年貢八三石(岩瀬文庫本正保郷帳では高三〇一石余)。貞享二年(一六八五)の大垣領村々高帳では高六四五石余、高の増加は荒地の開発によると考えられる。享和三年(一八〇三)の家数六六・人数二九四(新修大垣市史)。 深池村ふかいけむら 愛知県:西尾市深池村[現在地名]西尾市深池町市のほぼ中央に位置し、氾濫平野の中にある。西に北浜(きたはま)川が西南流する。菱池(ひしいけ)村の北に隣する。藩政期は西尾藩領。元文元年(一七三六)の石高四二六石三斗余、新田一石五斗二升九合、永荒六石余、本田の免七・一(西尾領村々高反歩永引新田記)。安永五年(一七七六)の「郷村雑書」には「高の内拾九石免許 但し地所悪しき場故」とあり、北浜川沿いで地味の悪い村であった。字柄洲(からす)は北浜川の西側にある砂地で、南に字腐田(くさりだ)がある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by