最新 地学事典 「深海橄欖岩」の解説
しんかいかんらんがん
深海橄欖岩
abyssal peridotite
現在の海洋底から得られるマントルかんらん岩。海洋底のマントル最上部を構成していると考えられる。かんらん岩はレールゾライトからハルツバージャイトであるが,島弧マントルに特徴的な高度に枯渇したハルツバージャイトは見出されていない。MORB(中央海嶺玄武岩)の融け残り岩であるが,MORBはさまざまな深度での部分溶融メルトの集合体と考えられ,かんらん岩の生成過程は複雑である。主としてクロムスピネルを含む。ざくろ石は存在しないが,マグマの注入によりしばしば斜長石が生成されている。
執筆者:荒井 章司
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

