深邃(読み)シンスイ

デジタル大辞泉 「深邃」の意味・読み・例文・類語

しん‐すい【深×邃】

[名・形動]
土地の趣などの奥深いこと。また、そのさま。幽邃。「深邃山峡
学問・芸術などの奥深いこと。また、そのさま。深遠。
我等は日ごとにペトラルカの―なる趣味ということを教えられき」〈鴎外訳・即興詩人

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精選版 日本国語大辞典 「深邃」の意味・読み・例文・類語

しん‐すい【深邃】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用 〙
  2. 奥深く静かなさま。幽邃。
    1. [初出の実例]「天機深邃識天倫。仁義門中不党親」(出典:随得集(1388頃)黙庵記室寄偈以訪和韻以之)
    2. [その他の文献]〔于濆‐擬古諷詩〕
  3. 学問・芸術などの奥深いさま。
    1. [初出の実例]「独り学力深邃志行敦篤なる人のみならず、熊沢伯継野中兼山の如き経済に通ずるの人を出し」(出典:日本道徳論(1887)〈西村茂樹〉二)
    2. [その他の文献]〔梁簡文帝‐荘厳旻法師成実論義疏序〕

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