混合感染(読み)コンゴウカンセン

大辞林 第三版の解説

こんごうかんせん【混合感染】

二種以上の病原体に同時に冒されること。例えば、好気性菌と嫌気性菌とによる肺膿瘍、ウイルスと細菌とによる肺炎など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

混合感染
こんごうかんせん

感染症において、2種以上の病原微生物が同一個体に感染をおこしている場合をいう。一般に症状は重くなる。たとえば、肺結核患者の喀痰(かくたん)から結核菌とブドウ球菌とが同時に証明されるような場合で、典型的な肺結核と肺化膿(かのう)症の合併症である。これに対して二次感染は、ある病原微生物に感染後、宿主の抵抗力が低下してさらに他の病原微生物の感染を受ける場合をいい、実際上は混合感染との区別が困難である。[柳下徳雄]

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精選版 日本国語大辞典の解説

こんごう‐かんせん コンガフ‥【混合感染】

〘名〙 同時に二種類以上の病原体に感染すること。

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世界大百科事典内の混合感染の言及

【感染】より

…病原微生物の多くは生体に侵入し増殖して直接に疾病を引き起こすが,なかにはジフテリアや破傷風のように,病原菌は侵入個所にとどまって,菌の増殖の結果,放出する菌体外毒素が体内をめぐって筋や神経を障害し疾病を引き起こすものもある。また,生体がある病原体に初めて感染する場合を初感染,同一病原体に再び感染する場合を再感染,同一生体に2種以上の病原体が同時に感染するときは混合感染,1種の病原体による感染が成立したのちに,他種の病原体の感染が加わったときは二次感染という。たとえば,小児が麻疹ウイルスに初感染し,麻疹として経過しているとき,化膿菌の二次感染を起こして中耳炎や肺炎を合併することがある。…

【二次感染】より

…宿主に一種の病原微生物の感染が成立した後に,別種の病原微生物による感染が加わる場合を二次感染または続発感染という。宿主に2種以上の病原微生物がほぼ同時に感染する混合感染との区別がむずかしい場合が少なくない。このような場合,重感染または重複感染と呼ぶことが多い。…

※「混合感染」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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