清水三重三(読み)シミズ ミエゾウ

20世紀日本人名事典 「清水三重三」の解説

清水 三重三
シミズ ミエゾウ

大正・昭和期の彫刻家,挿絵画家



生年
明治26(1893)年10月8日

没年
昭和37(1962)年10月29日

出生地
三重県四日市

旧姓(旧名)
佐藤

学歴〔年〕
東京美術学校彫刻科〔大正8年〕卒

経歴
美校時代、小唄浄瑠璃などを材料に画集「朝寝髪」を出した。大正11年「閨怨」が帝展初入選、15年構造社結成と同時に会員として出品した。昭和7年退会、その後無所属で彫刻制作を続けた。挿絵は凸版技法によるものが多く、川口松太郎の「鶴八鶴次郎」、邦枝完二「お伝の方」、山手樹一郎「鉄火奉行」などが代表作。小唄絵本「鬢のほつれ」がある。戦後は捕物作家クラブ副会長を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「清水三重三」の解説

清水三重三 しみず-みえぞう

1893-1962 大正-昭和時代の彫刻家,挿絵画家。
明治26年10月8日生まれ。大正11年帝展に彫刻「閨怨(けいえん)」が初入選。彫刻制作のかたわら,川口松太郎「鶴八鶴次郎」,邦枝(くにえだ)完二「お伝の方」などの挿絵をえがく。昭和37年10月29日死去。69歳。三重県出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。旧姓は佐藤。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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