閨怨(読み)ケイエン

デジタル大辞泉 「閨怨」の意味・読み・例文・類語

けい‐えん〔‐ヱン〕【×閨怨】

夫と別れた婦人が、ひとり寝の寂しさをうらむこと。また、その気持ち。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「閨怨」の意味・読み・例文・類語

けい‐えん‥ヱン【閨怨】

  1. 〘 名詞 〙 夫と別れている婦人が、ひとり寝の寂しさを怨みに思うこと。また、その気持。
    1. [初出の実例]「もと子夜と云たも、閨怨向きのこと、子夜と云女中が歌った歌を、子夜呉歌とも云」(出典:唐詩選国字解(1791)五言古)
    2. [その他の文献]〔則天武后‐織綿廻文記〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「閨怨」の読み・字形・画数・意味

【閨怨】けいえん(ゑん)

妻の失意の寂しさ。その詩。唐・則天武后〔織錦廻文記〕錦字廻んに傳寫せらる。是れ代閨怨の宗旨、屬の士、咸(ことごと)く龜手本)とす。

字通「閨」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む